情報処理センター
Information Processing Center
Hyogo University of Teacher Education
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新情報処理センターコンピュータシステムへの移行について ATMネットワークシステムの導入により各研究室に100baseの情報コンセントが設置され、教官各位には、HUNET News Letter（Sep.，1999）にても、新ネットワークへの移行のための接続テストをお願いしておりましたが、平成１１年度末に、主な実験室、資料室などにも100baseの情報コンセントを設置し、今年４月５日よりこれら新情報コンセントの使用申請を受け付けております。
なお、申請に関する詳細につきましては、平成１２年５月１８日付けの配付文書「新ネットワークへの接続申請について」をご覧ください。
今回はこの新しい情報コンセントに関して説明、紹介を自然系教育講座、濱中がさせて頂きます。
・あたらしい回線にすると速くなるの？
よく耳にする質問はやはり、これです。
実は そうとも限りません。
なぜでしょう？
例えば自宅から電話回線をつかってインターネットサービスプロバイダに接続しておられる方もいると思いますが、この場合の回線速度は直接、自宅のコンピュータとプロバイダのサーバーとの情報のやりとりの速さに関わってきます。コンピュータ同士が情報のやりとり、すなわち会話をするとき、その会話がどのようにおこなわれるか、をプロトコルといいます。どの言語で会話するかと考えてもらえればわかりやすいと思います。電話回線の場合は PPP（point to point protocol）というプロトコルで情報のやりとりがおこなわれており、これはpoint to pointの名前通り、1対1で会話をする方式です。
しかし 大学内のLANの場合はそれとは異なり、Ethernetを介して行なわれます。
これは PPPの様に1対1ではなく ちょうど会議の時のように、どれかのコンピュータが発言するのを全員が聞き、それが終わるとつぎのコンピュータが発言するという様に そのLANにつながっているコンピュータが全員で回線を共有するかたちになっています。ですから、100baseという速い回線をみんなでわけあってつかうことになります。
また、逆に100baseというのは大変速い回線速度であり、真にその速さを一台のコンピュータが使い切ることはすくないと思います。すなわち、個人でつかう分には 100baseのあたらしい回線はそれほど速さを体感しないかもしれませんが、つかうコンピュータの台数が増えてきても回線速度が落ちないということなのです。
また webブラウザーを使って webページを表示するなど、多くの場合、情報のやりとりは学外と行なわれる事が多いですが、そのとき 情報はさまざまなところを経由して流れていきます。
ですから 学内の回線が速くても どこかの回線が遅ければ 遅い速度になってしまいます。ちょうど一部の道路が渋滞しているような感じですね。そういう遅い部分をボトルネックといいますが、学外に接続するときはどこかがボトルネックになることが多いですから、この場合にも回線の速さが体感できないかもしれません。
・便利なの？
いままで 新しくコンピュータをLANに接続する場合には設置申請を出し、IPアドレスというものを センターからもらい、コンピュータに設定しなければいけませんでした。
IPアドレスとは何でしょう？
電話を家に設置するときは 電話局で電話番号を設定してもらわなければいけませんね。IPアドレスとは この電話番号のようなものです。
世界中のインターネットに接続されているコンピュータはIPアドレスを持っています。
ちょうど すべての電話には電話番号があるように。
しかし IPアドレスの番号の桁数は決まっていますので、その番号には限りがあります。兵庫教育大学でつかってよい番号も限りがあり、これを有効につかわなければ番号が足りなくなってしまうかもしれません。
今回、新しい回線にはDHCPという仕組みが採用されています。
これは コンピュータを起動したさい、DHCPサーバーから一時的なIPアドレスを発行してもらい、コンピュータをつかっているときだけIPアドレスをつかうという方法です。
これなら限りあるIPアドレスを有効的に使用することが出来、なおかつ コンピュータの設定も簡単になるわけです。
また 情報コンセントの使用許可申請だけ出しておけば、あたらしいコンピュータを設置するときも 一々申請する必要がなくなります。
・新しい情報コンセントのススメ
以上、新しい情報コンセントの紹介をしてきましたが、新しい情報コンセントへの移行はお済でしょうか？
移行は簡単です。
新ネットーワーク情報コンセント使用許可申請の書類を情報センターでもらい、内容を確認のうえ、記入するだけでよいのです。
しかも 記入する内容は所属、氏名といったことだけで、特にコンピュータに関する知識を必要とするものではありません。
なお、使用申請書は次にも置いておりますので、使用可能な方はお用いください。
http://www.info.hyogo-u.ac.jp/ipc/office/form/form10-2w.doc
まだ、新ネットワーク情報コンセントへの移行がお済みでない方、移行をお勧め致します。
（参照：http://www-in.info.hyogo-u.ac.jp/info/faq/nw-giga/iko.html）
今回は臨時で 連載「様々な研究領域・分野からの実例便利情報」の代わりに私 自然系教育講座 濱中から 自分のwwwのブックマークの一つを紹介します。
「視聴覚障害教育の現場から」
http://member.nifty.ne.jp/ymisaki/
盲学校の現場で数学を教えておられる先生のページですが、視聴覚教育や、数学に携わっていなくても興味深い内容です。
生徒に 円周率に興味を持ってもらおうと、円周率を小数であわらしたものを０はド、１はレ、‥というように音楽にしたものなどを公開しています。
先日、本学の利用者が「掲示板あらし」、「画像の盗用」及び「無断リンク」を行なっているとの苦情が先方からありました。
これらの行為はインターネットを利用する上で、法律違反等となりますので、しないようにしてください。
・掲示板あらし：特定の話題の書き込みで運営されている掲示板にイタズラを書き込んでいました。
・画像の盗用：著作権が第３者にある画像を無断で自分のホームページに掲載していました。
・無断リンク：リンクを禁止しているホームページにリンクしていました。
なお、次のURLではメールを使用する際のネチケット（ネット上のエチケット）も掲載されていますので参考にしてください。
http://www.info.hyogo-u.ac.jp/ipc/newsletter/newsletter9704.html
情報ネットワークを利用するにあたって生じたご質問やご要望は，電子メールでお寄せください。
・宛先： q@info.hyogo-u.ac.jp
記入事項：
・氏名，所属，電話番号
・使用端末機種，使用ソフトウエア，等
・質問事項（なるべく具体的に）*
情報処理センターFAQのページには，情報処理センターシステムに関する，よくある質問とそれに対する回答を載せています．
詳しくは，
（ http://www.info.hyogo-u.ac.jp/info/faq/faq.html ）をご覧ください．