兵庫教育大学 情報処理センター
Information Processing Center
Hyogo University of Teacher Education
e-mail : office@info.hyogo-u.ac.jp
tel & fax : 0795-44-2045最新号 : http://www.info.hyogo-u.ac.jp/newsletter/newsletter.html
既刊号 : http://www.info.hyogo-u.ac.jp/newsletter-j.html
10月に入り,HUNETを利用した学外へのアクセス状況が,改善してきています。これは, SINETの国際回線の一部が大容量化されたことによるものです。先日,学術情報センターの国際事業係より連絡があり,平成9年10月2日から,日本-米国間のSINET国際専用回線の通信帯域を大幅に増加し,45Mbps(これまでの約7倍)とした,との連絡がありました。この大容量化により,例えば,アメリカからネットワークを利用してFTPにより論文を取り寄せる場合など,これまでと比較して所要時間が短くなっている,あるいは成功率が高くなっているのではないでしょうか。学術情報センターによれば,輻輳状態が発生していた海外との研究通信の現状が抜本的に改善される見込みとのことです。今回は国際回線のみの改善のため,同じ国際通信であっても通信遅延の原因が,日本の国内通信にある場合や,アメリカの国内通信にある場合等は,通信状態が大きく改善されることはありません。しかし,海外ネットワークの利用環境は,大きく改善されていると思います。学内においても,あるユーザから,通信状態が格段によくなったとの喜びの声を聞いています。今後とも,HUNETのより一層の活用をお願いします。
なお,SINETの接続状況と各回線速度を表わしたネットワーク図は,学術情報センターのホームページに置かれています。興味をお持ちの方は,ご参照ください。*
最近,学内の複数のユーザから,情報処理センターに対して同じ内容の相談が連続してありましたので,ご紹介します。それは,学外の知人等から,"新しいコンピュータウィルスが流行っているので注意しろ,そして多くの人にこの情報を伝えて欲しい",という内容の電子メールを受け取ったが,どうすればよいか?,というものです。結論としては,"この情報をなるべく多くの人に知らせてあげてください"などと書かれているメールは,絶対という保障はできませんが,まず間違いなくチェーンメールです。今でもあるのかもしれませんが,一昔前に流行った"不幸の手紙","幸福の手紙"等と同じ類のものの電子メール版です。コンピュータウィルスという言葉を使うことで,善意の利用者を不安にさせ,より広い範囲にデマが広がるのを楽しむいたずらです。
コンピュータウィルスに関する公式の情報は IPA(情報処理振興事業協会)に,またセキュリティに関する速報はJPCERT (コンピュータ緊急対応センター)等にあります。不安な方は,ぜひご参照下さい。特に今回のような場合には,IPAにあるコンピュータセキュリティ対策のページが役立ちます。以下,その一部を引用いたします。
「JOIN THE CREW」他
VirusHoaxes(偽ウィルス)に関する情報(97年9月16日再掲載)ウイルスを偽ったデマメールが氾濫しています。下記はその一例です。
「重要 警告 もし、”JOIN THE CREW ”というタイトルのe-mailを受け取ったら、絶対に開かないでください。もし開いてしまうと、ハードディスクのすべてが消えてしまいます。この文書をできるだけ多くの人に送ってください。これは、新種のウイルスであり、知らない人がたくさんいます。」
これらは、ウイルスを偽ったデマですので、メールの内容をよく読んで、下記に示すサイトの詳しい情報を参照し、偽りであることが確認できたらそのまま捨てて、決して他の人に転送しないようにして下さい。なお、添付ファイルがある場合は、ウイルスチェックを必ず実施して下さい。
http://kumite.com/myths/myths/
http://ciac.llnl.gov/ciac/CIACHoaxes.html#penpal
http://www.datafellows.com/v-descs/penpal.htm
http://www.mcafee.com/support/hoax.asp*
情報処理センターでは,応用処理サーバ,高速計算サーバ,画像通信サーバの3台を,有料の共同利用サーバとして提供しています。これら3つのサーバに導入されているアプリケーションソフトウェアについては,システム上の問題がない場合,随時バージョンアップをしています。今回は,数式処理ソフトウェアの Maple V を,リリース3からリリース4に更新しました。maple.info.hyogo-u.ac.jp にログインし,/opt/maple/bin/maple もしくは /opt/maple/bin/xmaple で起動します。
関連情報は Maple V ホームページhttp://www.cybernet.co.jp/products/maple/index.htmlをご覧ください。また,数式処理ソフトウェアのMathematicaを,バージョン2.2からバージョン3.0に更新しました。mathematica.info.hyogo-u.ac.jp にログインし,/usr/local/bin/math もしくは /usr/local/bin/mathematica で起動します。
関連情報は Mathematica ホームページhttp://store.wolfram.com/catalog/mathematica/index.htmlをご覧ください。*
故障したコンピュータのソフトウェアについてはユーザが復旧することが一般的です。これは,情報処理センターから貸し出しを受けているレンタル情報端末についても同様です。万が一端末が壊れた場合の復旧作業を考えた場合,最も良いことは,普段から全体のバックアップを作成しておくことです。全体のバックアップが用意してあれば,それをリストアすることで復旧作業は終了します。しかし,バックアップがまったくない場合は,全てのソフトウェアを再インストールし,設定をやり直す必要があります。情報処理センターから貸し出しを受けているレンタル情報端末の場合,ソフトウェアを復旧する際には,大きく分けて次の3つの段階があります。
(1)ソフトウェアの復旧---MacOSあるいはMS-DOS,Windowsの復旧と通信ソフトの復旧
(2)ネットワーク基本設定の復旧---端末として利用するためのIPアドレス等の設定
(3)アプリケーション設定の復旧---電子メールアドレス等の設定初期状態の情報端末に含まれていたソフトウェアは,情報処理センターに用意してありますので,(1)の作業を行う場合に必要であれば,情報処理センターから貸し出しを受けてください。(3)については,各個人の設定を復旧して頂くことになります。(2)についても(3)と同様なのですが,以下のファイルをフロッピーディスクにバックアップしておくことで,復旧作業の手間が省けます。
・EPSON情報端末の場合---a:\pctcp\pctcp.ini
・DOS/V情報端末の場合---c:\pctcp\pctcp.ini
・Macintosh型情報端末の場合 ---システムフォルダ内のMacTCP DNR,初期設定フォルダ内のMacTCP Prep(1)の作業が終了した段階で,上記のファイルを,それぞれの位置にコピーして戻すことで,(2)の作業は終了します。これらのファイルだけでも,フロッピーディスク等へバックアップされておくことをお勧め致します。その他,電子メール等,お使いの端末用アプリケーションソフトウェアについても,初期設定のファイルを保存しておくことで,それぞれ再設定は容易になります。*
情報処理センターでは,ユーザーの皆様の声によって,講習会を計画していきたいと考えております。希望する講習会や講習会の運営方法についての,ご意見,ご要望をおまちしております。*
情報ネットワークを利用するにあたって生じたご質問やご要望は,電子メールでお寄せください。
宛 先 :q@info.hyogo-u.ac.jp記入事項:
- 氏名,所属,電話番号
- 使用端末機種,使用ソフトウエア,等
- 質問事項(なるべく具体的に)*