情報処理センター
Information Processing Center
Hyogo University of Teacher Education
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新情報処理センターコンピュータシステムは6つのシステム(基幹運用管理システム・学術研究システム・学術情報システム・教育情報処理システム・情報教育実習システム・情報端末システム)で構成されています.前回は基幹運用管理システムについて,紹介していただきましたので,今回は,情報端末システム(情報端末Macintosh&情報端末Windows)について,幼児教育講座の佐藤哲也教官と生活・健康系教育講座の西村治彦教官に紹介していただきます.
まず,情報端末Macintoshについて佐藤教官に紹介していただきます.
Macintosh情報端末として87台が現在配布されています.その基本的な仕様及びインストールされているアプリケーションは次の通りです.
<基本的な仕様>
Apple PowerBook G3 233/12"
マイクロプロセッサ PowerPC G3/233MHz
システムクロック 66MHz
メモリ 32MB(SDRAM)
ハードディスクドライブ 約2GB EIDE
内蔵液晶ディスプレイ DSTNカラー液晶800×600ピクセル,最大32,768色
Mac OS 8.1
<アプリケーション>
・Telnet
IP接続された他のコンピュータに,外部マシンからリモートアクセスでログインするためのソフトウェア.・Fetch
FTPクライアントソフトウェア.FTPサーバーからソフトウェアをダウンロードしたり,WebページのデータをWWWサーバーにアップロードするときなどに使うソフトウェア.・Eudora-J
インターネット用電子メールソフトウェア・Netscape Navigator及びInternet Exolorer
WWWブラウザ.・Microsoft Office
ワードプロセッサ(Word),表計算(Excel),プレゼンテーション(PowerPoint)の統合ソフトウェアをホームページ作成用ソフトウェアとして導入してあります.・Acrobat Reader
OSに依存せずにレイアウトの再現性が高いことを特徴としたPostScriptをベースにしたPDF(Portable Document Format)ファイルを開くためのピューワー.これらの情報の詳細については,本学情報処理センターのホームページで閲覧することができます.以下のURLをご参照ください.
http://www-in.info.hyogo-u.ac.jp/jip/powerbook/
また,次のWWWホームページでも,これらのソフトウェアについての情報・解説が掲載されています.
http://apple.gw.tohoku.ac.jp/inu-bon/index/mokuji.html
(東北大学 TAINS 利用研究会)http://www.okakogi.go.jp/People/nigo/mac.html
("Mac"ware Index)次のURLには情報端末Macintoshに関する,よくある質問とそれに対する回答が掲載されています.http://www.info.hyogo-u.ac.jp/info/faq/sys6/sys6m.html
・情報端末Windowsについて
本学では,教職員用のWindows情報端末としてノ−ト型パソコンFMV-5233NU/W(Fujitsu)が現在160台程度配備されています.
この端末に関する情報としては,情報処理センタ−のホ−ムペ−ジの<Informations>内の[コンピュータシステム情報]をご覧下さい.情報処理センターシステムの「6.情報端末システム」の「6.1 情報端末W」に説明があります.内容の項目は,
1.装置情報
仕様,スイッチ/スロット/コネクタ図,状態表示LCD,ケーブル接続図
2.電源の投入と切断
電源の投入と切断
3.ネットワークへのログイン
ネットワークについて,ネットワークへのログイン,起動時の注意事項
4.ネットワークドライブ
ログイン時のドライブ構成,初期ディレクトリの使い方,
5.基本ソフトウェア
基本ソフトウェア構成
6.パスワードの変更
パスワードについて,パスワードの変更方法
7.プリンタの設定
プリンタの仕様,プリンタの設定方法
8.ネットワークの設定
ネットワークの設定
9.3モードフロッピィディスクドライバのインストール
3モードフロッピィディスクドライバのインストールです.また,ホ−ムペ−ジの[FAQ (Frequently Asked Questions)]には情報処理センターシステムに関する,よくある質問とそれに対する回答が掲載されていますが,その「6. 情報端末システム ●Windows機関係」には以下の質問に関する回答があります.ご参考ください.
Q-W1: ユーザー名,パスワード等の入力はどうするのでしょうか?
Q-W2: 接続してみましたが,センターのページが表示されません.
Q-W3: 一晩待っても,バッテリーの充電ができていません.
Q-W4: Netscape Navigatorを立ち上げるとID番号(?)を聞いてくる.
Q-W5: 1.2MBのフロッピーディスクを読めない.
Q-W6: メールソフトウェア AL-Mail
なお,情報端末のご使用に際しては,端末貸与時に配布いたしました「利用にあたっての注意事項」をお守りいただき,さらに質問等がある場合には
情報処理センター宛(q@info.hyogo-u.ac.jp )にメール願います.
連載「様々な研究領域・分野からの実例便利情報」
今月号から,去年度の連載「電脳的役割於研究」的に,様々な研究領域・分野から具体的な指導の中で生じてきた問題の解決のためにどのような方法を適用してきたかなどを紹介していただきます.
学校教育研究センターでは学部2年次の科目として実地教育VIを担当しておりますが,それはビデオ等メディアによる教材作成と共にコンピュータによる教育工学実習が含まれており,現時点ではその授業が学部入学後初めて情報機器を扱うものになっています.今までは機器の操作からインターネット・電子メールの使用,子ども向け教材の紹介を行ってまいりましたが,改革による授業再編でさらなる充実が求められていくものと考えています.また,今後兵庫県をはじめ,教員採用試験でコンピュータ実技試験を採り入れるところが多くなってきます.それと同時に大学でも,教員として教材・指導案作成にあたってインターネット上から情報を収集する方法を教えることが不可欠になることでしょう.
インターネット上にある教育実践に関連したホームページの紹介について
そういうわけで今回は,インターネット上にある教育実践に関連したホームページをご紹介しようと思います.本学のカリキュラムの中で,初等シリーズや教材研究シリーズなど,現場への応用を考えた内容や実習などをなさる場合に参考にしていただければ幸いです.中にはお子さんの夏休みの宿題の参考になるところもあるかと思いますので,どうかご利用ください.
<1>「通信白書forKids( http://www.kids.mpt.go.jp/ )」郵政省が子ども向けに発信しているページで,子どもたちがインターネットをはじめとする情報通信のことを理解できるようになっています.ひょっとしてこうしたページから子どもたちの方がより新しい情報をつかむようになっていくのかも知れませんね.
<2>「Yahoo! きっず( http://kids.yahoo.co.jp/ )」一般によく使われているYahoo!の子ども向けページ.大人向けと同じように,ジャンル別のトピックをたどるか,キーワードを入力して検索するようになっています.インターネットをしたいけれど何から始めていいのかわからない,といった質問がきましたら,まずこのようなところから紹介していくと良いでしょう.また,教育関係のページを探していくのにも良い出発点です.ここからさらに多くの情報を探していくことができます.
<3>「こねっと・ワールド( http://www.wnn.or.jp/wnn-s/index.html )」NTTをはじめとする民間企業などが集まって,学校教育における子どものインターネット利用を促進するためにつくられた推進協議会が運営しているページ.いろいろな情報提供の他,科目別のチューターに質問をなげかけると答えてくれたり,教職員の研修なども行っていて,いろいろな情報が詰まっています.
<4>「キッズページ( http://KIDS.glocom.ac.jp/ )」国際大学グローバルコミュニケーションセンター(GLOCOM)の豊福晋平さんが開設しているページ.どちらかというと,子どもというよりは教育関係者向きで,インターネット上にある様々な教材などが検索できるようになっています.
<5>「博物館の博物館( http://candy.hus.osaka-u.ac.jp/esthome/matusita/Museum/Museum.html )」松下幸司さん(阪大博士課程)の手によるリンク集.知りたいものごとのキーワードを頭文字で検索する,いわば辞書型になっています.たとえば「く」の項では「くすり」から「漢方資料室」というように.さらに質問メッセージなどを書き込めるようになっていて,相互にかかわり合える環境になっています.
さて,教育とはあまり関係ないのですが,万が一学部生の皆さんが教員志望から一般企業への就職へと移っていく場合に有益なところをご紹介します.学生生活も半ばを過ぎたあたりの方々には,もうおなじみの場所かも知れませんが,番外編として:
<*>「Yahoo! 就職・転職情報 - 新卒( http://employment.yahoo.co.jp/fresh/ )」
就職情報には今やインターネットを使うのが一般的で,新卒見込学生も従前のように段ボール箱で求人情報を受け取るということはなくなりました.もっとも,求人そのものが少なくなっているのですが,そんな中で迅速な情報をキャッチするのはインターネットが最も適しているでしょう.このページからたどっていける某有名求人情報提供会社( http://job.rnet.or.jp/RN/00rn/page2.html )に登録しておけば,電子メールで希望の職種の会社から案内通知が来ることになっています.他の大学でも3年次の今ごろには登録を始めているようですね.これからは電子メールが使えないと就職すらできないという,やっかいな世の中になりそうです.
今の教育現場(大学も含めて)に言えることは,子どもたちや学生さんの方がはるかに習得が早い,ということです.そういう筆者もよく学生さん・院生さんに教えていただきました.学校の先生方にはよく「コンピュータが使える人を "使う" ことができるようになればよいのでは」とお話しするのですが,皆さんはどうお考えになりますでしょうか?
ATMネットワークシステムについて
前号で導入について紹介しましたATMネットワークシステムについて,情報処理センターの森広浩一郎教官に紹介していただきます.昨年度の補正予算により,新しい学内ネットワークであるATMネットワークシステムが整備されています.主として高速大容量な幹線系ネットワークのための機器の導入ですが,情報教育実習室3の整備等,一般利用者に直接関係する部分もあります.以下では,今回導入された機器類を紹介します.
・ATM接続関連機器類
嬉野台地区,山国地区,それぞれのATMネットワークの中心となる基幹系機器類で,既存のネットワークにも接続しています.回線借料が確保された際に考えられる,キャンパス間通信等のATM化に対応する機能を持っています.情報教育実習室3は,これらの機器類を介して学内ネットワークに接続されています.
・ATM映像伝送装置
デジタルビデオ信号をATMセルに変換する装置で,ATMネットワークにデジタル映像の信号を直接流す機能を有しています.高品質な映像信号を,再利用可能な形式で学内に流すことが可能です.現在は単方向の通信のみですが,今後,双方向通信機能を備えることを検討しています.
・ATM映像伝送用ビデオ関連機器
デジタルビデオカメラ,デジタルビデオデッキ,モニタからなるATM映像伝送装置のための映像機器類です.学内7個所(情報処理センター2階教育情報処理室,共通講義棟2階情報教育実習室3,共通講義棟3階SCSスタジオ,図書館1階ライブラリホール,学校教育研究センター2階情報処理実験室2,附属小学校2階視聴覚教室)に分散設置しています.
・ATM映像伝送用端末
ATM映像伝送装置の使用を想定した,デジタルビデオ入出力ボードと,映像編集ソフトウェアを装備した端末です.学内6個所(情報処理センター2階教育情報処理室,教育,言語・社会棟6階624室,自然,生活・健康棟4階434室,芸術棟3階視聴覚教材作成室,学校教育研究センター2階情報処理実験室2,附属中学校2階コンピュータ教室)に分散設置しています.
・嬉野台地区高速化関連機器
情報処理センター中央処理室と,嬉野台地区にある大きな研究棟等の各階,及び,小さな研究棟を光ファイバケーブルで直結するための機器類です.既存の主要サーバを光ファーバーケーブルで接続する機器と,ネットワーク管理用コンピュータを含みます.
・山国地区高速化関連機器
学校教育研究センター内ネットワークの高速化と,附属学校園を光ファイバーケーブルで接続するための機器類です.既存のネットワークへの接続機器を含みます.
・VODサーバ (1台)
ビデオオンデマンドの機能を持ったサーバです.情報教育実習室3端末からの利用が可能です.既存ソフトウェアとの調整が可能であれば,今後,情報教育実習室2端末,同分散システム,ATM映像伝送用端末での利用が可能となるよう,設定を変更することを検討しています.
・ビデオ放送サーバ (1台)
学内ネットワークへ映像信号を放送の様に流すことが可能なサーバです.情報教育実習室3端末からの利用が可能です.既存ソフトウェアとの調整が可能であれば,今後,情報教育実習室2端末,同分散システム,ATM映像伝送用端末での利用が可能となるよう,設定を変更することを検討しています.
・MPEG2エンコーダ (1台)
VODサーバに映像データを登録するための,リアルタイム変換装置を備えた機器類です.
・情報教育実習室3
共通講義棟2階に,3番目の情報教育実習室を設置しています.教師用端末1台と学生用端末32台の他,ネットワークプリンタ,ビデオプロジェクター,白板,スクリーンも設置しています.端末は全てPentiumII450MHzのWindowsNTで,情報教育実習室2のサーバや教師用端末よりも処理能力が高い機器です.ソフトウェアとしては,VODサーバやビデオ放送サーバ用のクライアントに加え,MS-Word98,MS-Excel97,Adobe PageMill等を導入しています.また,無償で利用可能なソフトウェアについては,情報教育実習室2と,ほぼ同一のものを導入しています.
なお,情報処理センターでは,今後,情報教育実習室3は主として授業利用に,情報教育実習室2は主として開放利用に,とすることを考えています.
講習会の開催について
情報処理センターでは,以下の要領でMayaの講習会初級編の開催を予定しております.変更が生じました場合には,WWW及び掲示にてお知らせしますので,情報処理センターのホームページ又は所定の掲示板にてご確認下さい.
日時:1999年7月14日(水) 11:00〜16:00
講習内容:
・ユーザーインターフェース
・基本的なモデリング
・基本的なアニメーション
・基本的なシェーディング
定員:5名
備考: Mayaの講習会は2回にわたって開催の予定ですが,今回は初級編と題して行います.次回は9月に中級編と題して開催を予定していますが,まだ日程は確定しておりません.日程等が決まりましたら,WWW及び掲示にてお知らせしますので,情報処理センターのホームページ又は所定の掲示板にてご確認下さい. ちなみに,Maya とは,3DのCGソフトウェア(モデリング/レンダリング/アニメーション・ソフトウェア)です.詳しくは,以下のホームページでご覧下さい.
http://www.ngc.co.jp/prd_maya_com.html/
http://www.alias-wavefront.co.jp/
情報ネットワークを利用するにあたって生じたご質問やご要望は,電子メールでお寄せください。
記入事項:
情報処理センターFAQ (Frequently Asked Questions)のページには,情報処理センターシステムに関する,よくある質問とそれに対する回答を載せています.詳しくは,
( http://www.info.hyogo-u.ac.jp/info/faq/faq.html )をご覧ください.
今月号から,「FAQ (Frequently Asked Questions)実例集」として,過去の情報ネットワーク利用上の質問や要望などからの実例Q&Aの記事をご紹介いたします.
・Macintosh機のメールソフトウェアEudora(ユードラ)の場合
A1)受信時に「このメールには書類が添付されています」といった表示がされるので,[OK]を押す.
A2) 受信時に保存先を指定しない場合は,HD1のシステムフォルダ内の電子メールフォルダ内です.
A3)[メッセージ]>[書類の添付]>ファイルの指定を行うと,attachments表示が出る.
Macintosh同士のやりとりの場合 [文字->エンコード]を選択する.
Windows機とのやりとりの場合 [!]内のbase64を選択する.>[送信].
A1)受信メールリスト内,左端にクリップ印のついているものにはファイルが添付されている.そのメールをクリックする.「"xxx"−メールVIEW」――― このメールにはファイルが添付されています―――(左下に,アイコン,ファイル名.拡張子が表示される)メール(M)>添付ファイル展開(E) .
保存先,ファイル名を決めて[保存]
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