HUNET News Letter


兵庫教育大学 情報処理センター
Information Processing Center
Hyogo University of Teacher Education
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Sep.,1998


連載「電脳的役割関於研究」

 前回のNews Letterで予告しました,連載「電脳的役割関於研究」の記念すべき(?)第1回目です。

 前回の予告によりますと,学習・研究の必須アイテムとしてのコンピュータとその仲間たちの利用等々を様々な研究分野の人々によって紹介することとなっていましたが,さて,どうでしょうか。

 わたくしめが,記念すべき(?)第1回目の記者,生活・健康系保健体育分野の高田ですが,まず,利用機器等の環境紹介と利用方法etc.を紹介させて頂きます。

 利用環境は,Mac OS(一応最新バージョン)搭載機を数機,駆使しビデオ入力,スキャナー等が専ら活躍しております。あと,十年ほど前のPCにカードリーダー(マークシート読み込み)を接続し,それとMacを接続し,アンケート等のデータ入力・処理を行っています。

 研究への利用方法といえば,私の研究が授業研究であることから授業に関わって出現する要素(授業要素)を主に分析したりしています。となれば,利用方法といえば,上記したようにアンケート等のデータ処理ですね。さらに簡単なプログラム(PC機用)を用いて,ビデオ解析し,その結果を処理し,Mac機で作表や作図を施しています。

 その他,作文(論文?)をメールで添削してもらったりと,一応使っています。

 よく利用するホームページといってもさほど利用するわけではないので紹介するほどではないですが,文部省(http://www.monbu.go.jp/)や教採情報を協同出版(http://www.cyborg.ne.jp/~kyodo001/)で,当然兵庫県の教員を目指す学生と接触が多いので兵庫県教育委員会(http://www.hyogo-edu.yashiro.hyogo.jp/~board-bo/)で県の指導方針などを調べたりと教育関連の情報を得ることが多いです。

 今,手がけていることといえば,学習・研究というわけではないですが,近年の卒業生にコンピュータ利用を力説し,メールを利用して学年便りや学級通信をいろいろ集めたり(少しでも授業以外での労力を減らす?ため),スキャナー利用による画像取り込みやビデオ入力画などを学年便りや学級通信,そして様々な授業でのプリント作成などへの適用を紹介したりと,学校現場でのコンピュータ利用を教員の利用を通して考えてもらおうと思っています。

 記念すべき第1回目の記事としては些か貧弱ではありましたがどうでしょうか? *


電子メールの一歩進んだ利用─ファイルごとの転送

 情報処理センターから配布している情報処理端末に,Macintosh機にはEudora,Windows機にはWinbiffという電子メールソフトがそれぞれ入っています。日頃これらのソフトを利用して,メールのやりとりを行っていることと思いますが,これらには「書類の添付」あるいは「添付ファイル」という機能(以下,書類添付機能とする)があります。今回は,この機能について紹介したいと思います。書類添付機能は,ファイルをそのまま相手に,ファイルの形で転送する機能です。つまり,一太郎やWS-Wordといったワープロソフトで作成した文書ファイルをそのままの形で送ることができます。まずはその方法を紹介しましょう。

Eudoraの場合
1. メールの送信画面にする。そして,相手のアドレス,手紙文を通常通り入力する。
2. 「メッセージ」の中の「書類の添付」を選択する。
3. ファイル指定のダイアログが表示されるので,送るファイルを選択する。(選択すれば自動的に,attachment項目に,指定したファイル名が表示されるので確認してください。)
4. 文字→HQX(送信ボタンの横)を選択する。
5. 送信ボタンをクリックする。

Winbiffの場合
1. 送信を選択する。そして送信画面に,相手のアドレス,手紙文を通常通り入力する。
2. 送信画面の一番下にある添付ファイル(A):の横のボックスに添付するファイル名を入力する。
3. ファイル名を入れたボックスの右にあるボックスを開いて「BinHex4.0」を選択する。
4. 送信ボタンをクリックする。

 これで,あなたのファイルがそのまま相手に送られます。これはワープロの文書だけでなく,もちろんExcelなどの表計算ソフトのファイルやIllustratorやPhotoshopなどの作図ソフトのファイルも同様に送ることができますので,一度お試しください。さて,皆さんがワープロソフトで作成した文書はそれぞれ固有の保存形式で保存されています。同様にExcel,IllustratorやPhotoshopもそれぞれの形式で保存されます。書類添付機能はファイルをそのままの形で送りますので,相手が同じソフトの同じヴァージョンを使用している場合は問題ありません。しかし相手が使用しているソフトやヴァージョンが違う場合には,添付するファイルを,相手のヴァージョンに合わせたり,テキスト形式,カンマ形式,JPEG形式やPICT形式などより一般的な保存形式で保存しなおしてから送ってください。

 Eudra,Winbiffのヴァージョンによって,多少,操作手順が変わりますので,ご注意ください。また導入時のWinbiffのヴァージョンでは「BinHex4.0」の選択ができません。ヴァージョン・アップしたものは,情報処理センターのFTPサーバー(http://www.info.hyogo-u.ac.jp/in_ hute/ftp.html)にありますので,必要な方は,各自で更新してください。さらに,同機種間でのデータのやり取りでは,「BinHex4.0」,「base64」,「uuencode」等,機種等によって標準的に使用されている方法が異なりますので,この点も,あわせてご注意ください。 *


電子メールの宛先は正確に!

 電子メールを送信する際,宛先に相手の電子メールアドレスを記入します。この宛先に記入誤りがあると,どうなるでしょうか。通常の場合,以下のどれかに該当します。

1. 明らかな誤りなので,直ちに送信拒否される。
2. 偶然にも,そのアドレスを使っている人がいて,その人に配送される。
3. 一旦は配送経路にのるが,数分程の内に宛先不明等で返送される。
4. 一旦は配送経路にのるが,1週間程して配送不能等で返送される。
5. 電子メールが行き場を失い,管理者宛てに配送される。

 何らかのシステムトラブルに巻き込まれて電子メールが消失するということは,ないわけではありませんが,滅多に起こりません。なお,通信経路の混雑やそれぞれのサーバにおける設定等により,上記よりも時間が増減することがあります。

 この3,4で返送される電子メールは,エラーメールといわれるものです。これらのエラーメールには必要に応じて,発生したエラーの種類,エラーを生じた元のメールの情報等が含まれます。エラーメールは元メールの発信者に返送されます。また通常,エラーメールは,エラーを検出したサーバの管理者宛てにも送付されています。

 電子メール利用者の増加に伴って,最近多くのエラーメールが発生しています。エラーメールを発生させないよう,各利用者はさらにご注意下さい。また,エラーメールが届いた場合,どのような問題が発生したのかをよく見て下さい。そして,宛先が間違っている等,自分が送信したメールに原因がある場合には,同じ間違いをしないよう,誤りを取り除いてから,新しい電子メールを発送して下さい。 *


電子メールの設定は確実に!!

 各個人で行う電子メールの設定に誤りがあると,当然のことですが,電子メールは正常に機能しません。あなたの設定は,正しく行われていますか?

 最近多いと思われるのが,自分の電子メールアドレスが不正である,というものです。サーバに関する設定が正確であれば,電子メールの送受信ができるので,気が付き難いようです。しかし,この設定が不正であると,先方からの返信メールが届かない,さらにはエラーメールすら届かない等の問題が発生します。電子メールの設定を更新した,あるいは新規に設定した場合には,以下のチェックをしてから利用することをお勧めします。

1. 自分宛に新規メールを送信する。
2. 受信した自分宛のメールに対して,返信メールを送信する。
3. 返信メールも正常に受信できることを確認する。

 この原稿を書いているところへ,またエラーメールが届きましたので,これをサンプルに問題点を示します。不要な部分は省略を,プライバシに関わる部分はアスタリスクで伏字にしました。エラーメールには,以下のように書かれています。

(...省略...)
The original message was received at Fri,21 Aug 1998 14:46:03 +0900 (JST) from localhost

----- The following addresses had permanent fatal errors -----

----- Transcript of session follows -----
550 ... Host unknown (Name server: no.no.no.: host not found)

----- Original message follows -----

(...省略...)
The original message was received at Fri,21 Aug 1998 14:46:02 +0900 (JST) from ****.********.*******.ac.jp [***.***.**.*]

----- The following addresses had permanent fatal errors -----
<********@*****.************.ac.jp>

----- Transcript of session follows -----
550 <********@*****.************.ac.jp>... Host unknown (Name server: *****.************.ac.jp.: host not found)

----- Original message follows -----
(...省略...)
From: "no"
To: <********@*****.************.ac.jp>
(...省略...)

 最後の部分に書かれているように,この学内ユーザは,自分の電子メールアドレスとして,mo@no.no.noなどという到達性のない不正な設定で電子メールを発送しています。中段の部分は,元メールで指定された宛先の電子メールアドレスに誤りがあるため,宛先不明(ホスト不明)でエラーメールが発生している部分です。通常であれば,このエラーメールが元メールの発信者に送信されます。しかし,発信者のメールアドレスが不正なものであるため,エラーメールの配送でさらに新しいエラーが発生しています。これが先頭の部分で,全体として1通のエラーメールとして管理者に送られてきています。

 この場合,宛先に書かれた相手のアドレスが誤っており,さらに,発信者のメールアドレスが不正であるため,電子メールが行き場を失い管理者宛てにだけエラーメールが配送されています。このため,元メールの発信者はエラーが発生したことも知らずに,経路上の何処かで自分の発送した電子メールが消失したと思っているのではないでしょうか。このようなトラブルにあわないためにも,各自の電子メールに関する設定は,全ての項目を正確にして下さい。 *


電子メールは端末へ取り出して下さい

 学内ユーザ宛ての電子メールは,各々が所属するドメインのローカルサーバに到着します。各ローカルサーバに到着した電子メールは,そのハードディスク中に保存されます。ハードディスクの容量はサーバにより異なりますが,各々十分と思われる量(100MB以上)を確保しています。しかし,ハードディスクの容量には限りがありますので,多くの電子メールがローカルサーバのハードディスクに放置されると,いつかは容量の限界に到達してしまいます。

 先日も容量の限界に到達してしまったローカルサーバがありました。限界に到達すると,そのローカルサーバには新しいメールは到着しませんし,既に到着している電子メールをそのローカルサーバから通常の方法で取り出すこともできなくなります。つまり,そのドメインに所属している全ての電子メール利用者に影響を与えることになります。本学内で電子メールのアカウントを持っている方は,必ず,定期的に電子メールを各自の端末へ取り出し,ローカルサーバには電子メールを残さないようして下さい。 *


講習会の開催について

 情報処理センターでは,2学期以降も引き続き,昨年度に準じた内容の学内向け講習会を実施します。講習会の内容,日程等が決まりましたら,WWW及び掲示にてお知らせします。 *

情報処理センターへの質問,要望の電子メールによる受付

 情報ネットワークを利用するにあたって生じたご質問やご要望は,電子メールでお寄せください。
宛 先 :q@info.hyogo-u.ac.jp

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